高杉 晋吾:土壌汚染リスク――「現場」の実態と解決モデル
- 作者: 高杉晋吾
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2004/11
- メディア: 単行本
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●レビュー
マンションを買うなら、土壌汚染を疑え!
大阪の【OAP事件】は、なぜ起きたのか?
【先進事例に学ぶ】・・・清水建設・君津メソッド・東芝コンポーネンツ・滋賀銀行・東京ガス・富士フィルム
高級マンションの直下で・・・環境基準の数千倍というOAP土壌汚染事件の深部を徹底解明、その解決策を提示する日本の土壌汚染対策のバイブル!
●目次
まえがき/第1章 マンション直下の土壌汚染事件/「君津メソッド」のインパクト/土壌汚染対策の先進企業に学ぶ/日本の土壌汚染を鳥瞰する/あとがき
●読後感想
綿密な取材に基づく土壌汚染の現状リポートです。あくまでも隠蔽体質の企業と情報開示を進めるなかでリスクコミュニケーションをはかる企業の違いが、大きくクローズアップされています。21世紀の企業のあるべき姿――それはもう歴然としてきたようです。隠蔽体質の企業や行政はこれから朽ち果てていくしかありません。そう思えてくるレポート。